iPhoneアプリの公開手順、ビルドから登録まで

iPhoneアプリの公開手順です。公式ドキュメントに日本語のpdfがあるので、それも見ておきましょう。
iTunesConnect_DeveloperGuide_JP.pdf
この時点の情報からちょっと変わっているようです。

ビルドが終わってってその先についてです。Apple Storeに登録するまでを解説します。アプリのビルドをまだ行っていない方はこちらの記事を参考にファイルを準備して下さい。


【iTunes Connectへ登録】
iTunes Connectへ移動。読んで同意する。
・「Manage Your Applications」の「Add New Application」をクリック
・「Primary Language」は「English」がおすすめ。(これを選択すると、アプリの英語版を必ず出す必要があります。絶対に日本語でしかアプリをリリースしない場合ここはEnglish以外でも良いですが、後で英語版を出す作業が非常に面倒になります。)
・Apple Storeに表示されるcompanyまたはdeveloper nameを入力。
・※この2つとかは後で変更できないらしいので注意。

・Application name - 英語版の場合の名前
・SKU Number - 他のアプリとかぶらない任意の番号
・Bundle ID - 先ほど作ったやつ。今からアップロードするアプリと対応される
・Availability Date - app storeに出る日
・Price Tier - 値段
・Discount for Educational Institutions- 教育機関向けの割引?
・売る国を選ぶ場合ここで設定

・Version Number - バージョン。プロジェクトと同じ数字にする
・Description - アプリの説明、英語
・Primary Category(カテゴリ1)Secondary Category(カテゴリ2)
・Keywords - キーワード。カンマ区切りで入力
・Copyright - 例を参考に入力
・Contact Email Address - 表示されるメアド。
・Support URL - アプリのサポートのためのサイトを記入
・App URL (optional) - 自分のアプリの紹介サイトを記入
・Review Notes (optional) - アプリ審査の為の追加情報。ユーザー登録が必要なアプリなら、サンプルのアカウントを書いたりする?
・Rating - レーティング。適切に選択。トラブルになっても困るので、きつめに書いてみたら12+になってしまった。
・EULA - End User License Agreement (EULA)を自分で設定したい場合はここで設定する。設定しないならば、標準的なものが適用される?
・Images - スクリーンショットとかを指定する。
・確認画面みたいなのになるので、「View Details」で確認する。


【日本語の設定】
・「Manage Localizations」をクリックして、日本語を追加していく。「Add New Language」をクリック。
・Language - Japaneseと選び、後は先ほどと同じ事を日本語でやる。スクリーンショットは先ほどと同じのがデフォルトで選択されているみたいですが、英語と日本語で画面違うんですよね・・・。とりあえず日本語のに差し替え。
・終わったらDoneみたいの押す


【バイナリファイルのアップロード】
※この手順はXcode4の場合、別の方法が用意されています。詳しくはこちら
・「Ready to Upload Binary」をクリック
・輸出に関する法律で、暗号化技術とか輸出制限があるらしいです。そういう技術をつかっているかどうかでYes/Noを選択。今回はNo
・バイナリファイルを提出するには専用のアップローダーが必要なようです。「Download App Loader」をクリック
・保存した「ApplicationLoader_1.3.dmg」とかをダブルクリックしたり同意したりしてインストール。
・「/Developer/Applications/Utilities/Application Loader.app」か「/Developer/Applications/Utilities」にApplication Loaderがあるはずなので、起動。
・IDとpassを入力
・アップロードするアプリを選択
・エラーが出なくなるまで修正を続ける
・無事に遅れたらOK。
・iTunes Connectのアプリ詳細画面のStatusが「Upload Received」になっていれば大丈夫。これが何日かすると「Waiting For Review」になるようです。後は審査結果を待ちましょう。

ちなみに、アプリ審査の基準はこちらが参考になります。
iPhoneアプリ審査での111の禁止項目(意訳)



【参考】
目指せ!iPhoneアプリ開発エキスパート:第10回 App Storeでアプリを公開|gihyo.jp … 技術評論社
App Store に作成したアプリケーションを申請する
iPhoneアプリの審査登録手順

なお、英語が読める方は、公式の英語のpdfを読むのが一番わかりやすいと思いますよ。
https://itunesconnect.apple.com/docs/iTunesConnect_DeveloperGuide.pdf

iPhoneアプリ、公開用ビルド作成までの手順

この記事はiPhoneアプリの公開手順について書きました。手順については公式ドキュメントに日本語のpdfがあるので、それにも目を通しておきましょう。
iTunesConnect_DeveloperGuide_JP.pdf

長いのでビルドするまでです。


【公開証明書の作成】
・Application→Utilities→キーチェーンアクセスを起動する。(または、右上のSpotlightで「key」と入力すれば出てくる)
・メニューから「証明書アシスタント」→「認証局に証明書を要求」をクリック。メアドとかを適当に入力し、「要求の処理」を「ディスクに保存」にして「続ける」をクリック。「CertificateSigningRequest.certSigningRequest」というファイルができるので、どっかに保存しておく。

【公開証明書の登録】
iOS Dev Centerにアクセス。ログインして、右側の「iOS Provisioning Portal」、左側の「Certificates」と移動。
・「Distribution」タブで「Request Certificate」ボタンをクリック、
・「ファイルを選択」を押して、先ほど作った「CertificateSigningRequest.certSigningRequest」というファイルを選択してSubmitする
・しばらくすると「Status」が「Pending Issuance」から「Issued」になる
・「Issued」になったらDownloadボタンから「distribution_identity.cer」をダウンロードして実行。
・同じページにある「AppleWWDRCA.cer」もダウンロードして実行する。
・キーチェーンアクセスに2つ証明書が追加されたのを確認する。

【App IDの作成】
・「Provisioning Portal」→「App IDs」→「New App ID」→「Create App ID」
・「Description」に通称または説明を入力
・「Bundle Seed ID (App ID Prefix)」は「Generate New」
・「Bundle Identifier (App ID Suffix)」には他とかぶらないように入れる。自分のドメインを逆から書いたものが推奨されている。入れたらSubmit。

【Provisioningファイルの作成と登録】
・左のメニューから「Provisioning」に移動して「Distribution」タブ
・「New Profile」を押して「Create iPhone Distribution Provisioning Profile」へ
・「Distribution Method」→「App Store」
・「Profile Name」→アプリ名
・「Distribution Certificate」→公開用証明書作ったときの名前が表示されている
・「App ID」→さっきのAppID
・「Devices (optional)」→そのまま(AdHoc用)
・で「Submit」
・しばらくするとStatusが「Pending」から「Active」になる
・Downloadを押してProvisioning Profilesをダウンロード
・「[さっき入れた名前].mobileprovision」を適当な場所に保存
・ダブルクリックしてオーガナイザに登録(「IPHONE DEVELOPMENT」→「Provisioning Profiles」に登録される)

【Distributionビルドを作る】
・※この説明はXcode3向けに書かれています。Xcode4を使用する場合はこちらを参照して下さい。
・Xcodeでプロジェクトを開く
・「Info.plist」ファイルの「Bundle identifier」を先ほど登録したAppIDにする
・メニューの「プロジェクト」→「プロジェクト設定を変更」を選択、
・「ビルド」タブの「コード署名ID」の「Any iPhone OS Device」で、設定したProvisioning Profilesを選択
・「構成」タブで「Release」を選択し左下の「複製」をクリック、「Releaseのコピー」がができるので名前を「Distribution」に変更
・概要でアクティブなSDKに「Device」を,アクティブな構成に「Distribution」
・iOS3.xと4.0の両方で動作するようにビルドする場合はこちらを参照。「ベースSDK」を「iPhoneデバイス4.0」にして、「iPhone OS Deployment Target」 を低いバージョンにし、新しいOSじゃないと使えないFrameworkをWeak Linkにする。
iOS 4.0 と iPhone OS 3.x の両方で動作するアプリケーションをビルドする設定

・Xcodeのメインウィンドウの画面の左上のボタンで、「Device」を選び、「アクティブな構成」を「Distribution」にする。
・Distribution用のビルドをするために、メニューから「ビルド」の「ビルド」をクリックしてビルド。(キーチェーンがどうとか聞かれたら「常に許可」を選択)
・ビルドが通ったら、プロジェクトが保存されているフォルダに行き、「build」の「Distribution-iphones」へ移動
・そこにある拡張子.appのファイルを右クリックし、圧縮しておく。このファイルは後でアップロードするので、適当な使いやすい場所に保存しておく。

【とりあえず完了】
公開用のiPhoneアプリファイルはこれで完成しました。次はこれをiTunes Connectへと登録します。


【参考】
目指せ!iPhoneアプリ開発エキスパート:第10回 App Storeでアプリを公開|gihyo.jp … 技術評論社
iPhone/申請方法 - MinacoWiki
iPhoneアプリをiPodTouchで動かすには(その3)
iPhoneアプリを公開用に署名してビルドするには?
iPhoneアプリの配布用(Distribution)のビルドを行う
iOS 4.0 と iPhone OS 3.x の両方で動作するアプリケーションをビルドする設定

iOS Developer Programへの登録方法

 iPhoneアプリ公開の為には「iOS Developer Program」に有償(年間¥10,800 年間¥8,400(価格改定されました。))で登録する必要があります。ここではその登録方法について説明します。

 アカウント情報に日本語が含まれていると問題が発生すると言われていますが、僕もそうなりました。1回問い合わせすれば解決するのでそんなに大変ではありませんが、なんかすっきりしないです。トラブル発生条件は「アカウント作成時、日本語を入力していること」らしいです。既存のApple IDを使う人は注意しましょう。

 今回は日本語で作った既存のIDを使い、問い合わせもした場合の説明です。

 


【1、Are you new or a registered Apple developer?】
既存のApple IDを使いたいので、「I currently have an Apple ID I would like to use for my enrollment in an Apple Developer Program.」を選択。
右側の「Existing Apple Developer」は現在Apple Developerな人向けなのでスルー。


【2、Are you Enrolling as an Individual or Company?】
個人での登録なので、Individualを選択


【3、Sign in with your Apple ID】
登録してあるApple IDを入力してSign In


【4、Enter your billing information for identity verification】
支払いの為の情報を入力する。credit cardに書いてある通り入力してね、って事だと思われる。
名前、国、住所、郵便番号、電話番号を入力。
電話番号は「Country Code, Area/City Code, Number, Extension」と指定されているので、先頭の箱に81、続きは普通に入力だと思います。

ここで入力できる項目を全て英語で書いたとしても、どのみち後で問い合わせをする必要がありました。一応英語で入力。


【5、Select Your Program】
目的の「iOS Developer Program」をチェックして次へ。


【6、Review your enrollment information & submit.】
入力した情報を確認します。「Personal Profile」を修正したい場合、apple storeのアカウント情報を修正すればいけるみたいです。「Billing Info」は先ほど入力した情報です。
僕の場合、「Personal Profile」の一部が文字化けしているんですが大丈夫なんでしょうか。「Billing Info」は先ほど英語のみで登録したので大丈夫なようです。

あと、
「To ensure your enrollment is processed properly, use your real first and last name and refrain from using aliases or organization names within the name fields of your Personal Profile.」(適当訳:正しい名前を入力してね、偽名や組織名を書かないでね。)
「Your name will appear as the "seller" in the App Store if you enroll in the iOS Developer Program as an Individual.」(適当訳:あなたの名前はApp Storeのseller欄に表示されますよ)
って書いてあります。Webにて実際に公開されたiTunesの画面上にも本名が表示されています。なので、iPhoneアプリを公開するならば、本名公開は必須条件です。注意しましょう。


【7、Program License Agreement】
読んで同意して次へ。
この内容は2010年9月9日に改訂されました。主な改訂事項はこちらのASCIIの記事とかが参考になると思います。


【8、Proceed to your country's Apple Online Store to purchase.】
ライセンスのお金をApple Online Storeで購入する為、「Add to cart」ボタンをクリック。


【9、Apple Storeのサイト】
「iOS Developer Program」という商品がカートに入っている事を確認して、これを購入する。
支払い方法は、クレジットカード、銀行振込(前払い)、法人向け後払い。apple storeでMacbook買ったとき使えたはずのコンビニ払込が使えないですねorz。今回は銀行振込にしました。

注文確定画面に「配送業者:ヤマト運輸」とか書いてあるけど気にしないで先へ(ライセンスの購入だけなので、物は送られてきません)。入金確認には1営業日(翌営業日)かかるので、スケジュールに余裕を持ちましょう。

私は注文確定した後誤ってcommand+qを押してしまい、どこに銀行振込するのか確認できなくなりました。Apple storeにメール送ったらADC事務局に聞いてねと言われたりちょっと大変でしたので、変なミスしないようにしましょう。


【10、メールが届く】
Apple Developer Program Activation Codeがメールで届くので、クリック

「Apple Developer Program Enrollment」の画面になり、次のメッセージが出る。
「We are unable to activate your Apple Developer Program membership because we are unable to successfully verify your identity. Please contact us and reference Enrollment ID #******* for further assistance. 」(適当訳:あなたの身元が確かめられなかったのでアクティベーションできませんでした。我々に連絡して下して、Enrollment ID #*******を照会して下さい。)

つまりは失敗ですね。おとなしく指定されたフォームにアクティベーションできない旨を書いて送ります。

2日程でメールの返信がありました。そういえば日本語でメール送っちゃいましたけど、英語で書くべきでしたね。英語で返事が返ってきました。内容は「修正したよ、何かあったらまた連絡してね」といった事が書かれていました。で、Activation Codeを再びクリックすると、正常に次に進みます。


【11、Activate your Program】
「Enter Activation Code」にアクティベーションコードが入っているのを確認してクリック。「Activation Complete」と言われれば成功です。次はアプリの公開用ビルドの作成をします。





【参考にさせて頂いたサイト】
[iPhone][iPhone Developer Program]iPhone Developer Programの登録時の注意点
iPhone Developer Programへの登録失敗
iPhone Developer Programの登録(2)


【補足】
・サポートのドキュメントがこちらにあるので、何かあればこちらにも目を通しておきましょう。iOS Developer Program - Support - Apple Developer
iOS Developer Programは、少し前までは、iPhone Developer Program (http://developer.apple.com/jp/iphone/program/)という名称だった気がします。9/26か27くらいに切り替わったのでしょうか?
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